こんばんは、旅する心理士ゆうちょ(@yuucho_obake)です!
アンコールワットで有名なカンボジアの都市、シェムリアップ。
シェムリアップにはアンコールワット以外にもたくさんの観光スポットがあります。
今回は、シェムリアップから車で30分ほどの距離にある、
悪名高いトンレサップ湖でのモヤモヤ体験について紹介したいと思います。
わたしが訪問したのは2016年8月のこと。
当時と多少は状況が変わっている可能性もあります。
念のため最新の情報を手に入れてからをオススメします。
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Contents
トンレサップ湖とは?
トレンサップ湖は東南アジア最大の湖!!
クメール語で巨大な淡水湖 (sap) と川 (tonlé) という意味があります。
その大きさは、乾季でも琵琶湖の3倍、雨季には琵琶湖の10倍以上。水上生活者の数も世界最大規模で、100万人が住んでいるとも言われいくつもの村があります。その水上村をボートで見学するツアーがあり、観光名所になっています。
トンレサップ湖に浮かぶ水上の村、フローティングビレッジに行く機会なんてそうそうない。これはぜひ行ってみたい!でも・・・・ネットの口コミがめちゃめちゃ悪い。
詐欺だのぼられるだの…もしも騙されたとき、わたしの乏しい英語力でどうにかなるのか…
と、迷いましたが、(元)カレと一緒だし、なんとかなるさと行ってみることにしました。
体験記GO!
(専属ドライバー付きのホテルに泊まっているので、)トンレサップ湖に向かう途中、ドライバーから、「貧しい子のためにとか、お金の請求があるからよく考えて、断る時は断るんだよ」とアドバイスがあり、早速嫌な予感がしてきます。
トンレサップ湖に到着すると、チケット売り場でひとり20ドル支払います。
船に乗る前にトイレ行ってから船着場に戻ると、(元)彼が誰かに絡まれてます…あ、嫌な予感。
船に乗る列に並び始めると、モブと名乗る男性に別の船に連れてかれました。
中国人、欧米人、わたしたち日本人と船を分けられました。
中国人は狭い船にぎゅうぎゅう詰め、団体ツアーなのかな。
欧米人とわたしたちは2人だけの貸切船。
“ゆうちょ”
さっき何を話していたの?
元カレ
日本人か聞かれて答えちゃった
あーーーー!!それ答えちゃダメなやつ!!絶対騙されるわ!!!
はい、出発。船長はおそらく英語話せません。
真面目にずっと運転していました。
さよなら陸地。
水汚いな。
貸切なので、船の甲板に座っていいよーと言われます。そして、みんなで乾杯しようぜ!とか言い出し、金の請求が始まります…
ビール1杯5ドルとか言うので断る。あきらかにテンション下がるモブ。さっきまでペラペラしゃべってたのに黙っちゃいました。
左右にフローティングビレッジが現れます。
“ゆうちょ”
頑張って気持ちを切り替えて楽しもう。
これは面白いな。
本当にここで生活してるんだ。
体洗ってるひともいました。
今度は、マングローブをカヌーで進むツアーを勧めてきます。値段はひとり25ドル!もちろん断る!すでに20ドル払っているので、追加で25ドル払うととんでもない額になります。
モブ
中国人はカヌーには乗らないから不幸なんだ。中国人はいつも断って帰ってくんだ。韓国人は良い客だよ。
なぜか他国の話をしてきます。日本人はどうなんだという煽りでしょうか。
それでも断りました。
“ゆうちょ”
わたしは中国人と一緒。帰るよ。
そう伝えると、モブが一言。
モブ
チップ払わないと戻らない
船長 (エンジン切る)
“ゆうちょ”
・・・
周囲を見渡すと360度この光景。
“ゆうちょ”
… (水入ったらiPhoneとカメラが逝く)
結局、何をどう会話したか覚えてないけど、チップを払うのはごねました。
湖の真ん中で払うのは負けな気がするし、簡単に支払ってしまうと日本人がさらにバカにされる気がした。
あまりにわたしがごねるからか、またビールの話になりました。さっきまで5ドルだったビールが、何故か1ドルに。湖の真ん中でチップを払うのは本当に嫌だったけど、みんなでビールを飲むのは良いかと思った。それならまだ妥協できると思った。「船長とモブと(元)彼で飲んで」って3ドル渡した。
お金を渡した瞬間、船長がエンジンかけた。
あー、これ事前打ち合わせしてるわ。
“ゆうちょ”
(イライラ)
モブ
アンハッピーだと老ける。ハッピーだと若く居られるんだ。
わたしが拙い英語でモブとやりとりしている間、(元)彼はずっとヘラヘラしていて、「俺の彼女に聞いてくれ」「俺は知らない」みたいな顔して一切助けてくれなかった。 正直、一人で戦っている気持ちだった。
フローティングビレッジ内の売店に寄り、ビール4本とタバコを買うモブ。
みんなで乾杯するも、どうみてもビール1本1ドルじゃないよね!もっと買っているじゃん!
モブ
チップ払わないとアンハッピーだよ
“ゆうちょ”
I’m unhappy
突然!スコール来た!(笑)
船の中に逃げる。
マングローブのカヌー行かなくて良かったよ!断ってハッピーじゃん!笑。
なんとか帰還。
船長にチップ渡しなよと言われ、(元)彼と相談して渡した。船長はちゃんと運転してくれたし!と考えたけど、全額モブが巻き上げた気がして、そもそもグルなら渡さない方が良かったのかとか、いろいろ考えてモヤモヤが残った。
どう対応すれば良かったんだろう。もっと英語が話せれば良かったよ。
英語で簡単なやり取りは出来ても、ニュアンスや細かいところは全く伝えられなくて、このもどかしさとか悔しい思いとか、後から来るだろう日本人観光客だとか、ついでに湖に放り出されたらどうしようという不安もあり、本当に困った。本当にどうしていいか分からなかった。
ついでに、一切助けてくれない、協力してくれない(元)彼にも嫌気さした。
帰国後もいろいろあり、この半年後に別れました。
モヤモヤというか、こんな風に観光客からお金を巻き上げる方法を選んでしまったこの村人たちのこと、カンボジアの貧富の差のこと、いろんなことがグルグルして、わたしにとってのカンボジア旅行は、後味の悪いモヤモヤが残った。
複雑な気持ちのまま港に戻ると、
専属ドライバーはチュッパチャップス2本使いで舐めていた。和んだ。
ああ、本当にわたしはどう対応すればよかったのだろう。
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