発達障害

大人の発達障害の部下へ上手な仕事の教え方を徹底解説

こんばんは、旅する心理士ゆうちょ(@yuucho_obake)です!!

発達障害を愛し、働く発達障害者の支援に長いこと力を入れてきた私ですが、今回は上司の方へ向けた記事になります。

職場の上司の方から「発達障害の方への仕事の教え方で困っている」という話をよく聞きます。そうなんです、すこし工夫が必要です。

✔︎発達障害の部下を担当するけど、何か気をつけることはある?
✔︎発達障害の部下への上手な伝え方があるなら知りたい

今回はそんなニーズに応えていきたいと思います。
工夫するポイントは簡単なものばかりです。

少し手間がかかっても、工夫するだけで部下のパフォーマンスや作業効率が上がると思いますので、試してみていただければと思います。

大人の発達障害の特性を理解する

発達障害といってもさまざまな特性があります

例えば自閉症スペクトラム障害なら、想像力やコミュニケーションが苦手ですし、ADHDは注意力や衝動性のコントロールが苦手です。

本人がどんな特性を持っていて、職場の中でどんなことにつまづいているのか、困っているのかを理解することで、適切な仕事の教え方が見えてきます。

特性について、詳しくは以前の記事を読んでいただければと思います👇

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大人の発達障害への理想的な仕事の教え方

仕事内容を具体的に伝える

具体的に伝えることがポイントです。

何を、どこに、どんなふうにやるのか、丁寧に具体的に伝えます。発達障害には想像するのが苦手という特性があるので、なるべく具体的に伝えたり、口頭だけで説明せず、実際に一緒にやってみたり、映像を見せるなどの工夫は有効です。

仕事の納期を明確にする

いつまでに案を作り、いつまでに経過報告、いつまでに最終納品など、納期を明確にするのがポイントです。

想像力の関係なども影響し、仕事の段取りを決めたり、優先順位をつけるのが苦手なことが多いです。納期や見通しを伝えるとともに、優先順位も合わせて伝えるのは有効です。

もし可能なら、複数同時に頼まないのも良い方法です。ひとつ終わったら、次を頼むという感じです。状況により仕方がないときもありますが、情報量が多いと集中できずミスに繋がります。トータルで見たら、ひとつずつお願いした方が効率良いと思います。

目に見える形で伝える

多くの発達障害の方には、耳からの情報より、目からの情報の方が頭に入りやすいという特性があります。箇条書きで一つ一つシンプルに伝えるのがポイントです。

丁寧な方法になりますが、マニュアルを作成し、それを参照しながら、実際の仕事の手順を見せる。そして、必要なところはメモを取ってもらう。メモの時間や質問時間は十分に取るのが良いと思います。視覚化も文章だけではなく、図を使う、色を使うのも良いです。

暗黙のルールも言語化する

暗黙のルールを具体的に教えることも大切です。

日本文化の「空気を読む」。これは発達障害の方には難しいことです。

例えば、「相槌を打つ」「上司が話し終わるまで自分の意見を言わない」「人の目をずっと見ないで10秒に1回目をそらす」「メモを取る」とか、その会社の風土によると思いますが、気になったことは伝えた方が本人のためになるかもしれないです。

ほめて伸ばす

むやみに怒らないことも大切です。

例えば、今まで怒られ続けた人は「周囲に聞いたらまた怒られる」って思いなかなか相談できない場合もあります。自分ひとりで抱え込んだ挙句、「なんで周りに聞かないんだ」って怒られて、萎縮してまた相談できなくて…と悪循環に陥る場合も多いです。

そんな方には、相談してきたら「おー!分からないことを聞くのはいいことだ!」と褒められたという体験も必要かもしれないです。

理想を言えば、ほめて伸ばすスタイルが良いと思います。

ダメなものはダメな理由と合わせて伝える

「そんなんじゃダメ」「どうしてそんなことも分からないんだ」「何がダメだったか自分で考えろ」

この辺りは発達障害を抱える人にとっては、かなり苦しいお言葉です。何がダメなのか分からないままですし、「ダメ」って言葉だけが頭の中に残り、自信だけが低下します。

〇〇と伝えると、いい気分がしない人も多いから、XXとか別の言い方をした方がいいよとか。どんな発言やどんな行動が、どんな理由で良くないから、どんな風に改善した方がいいと、具体的に伝えることで、同じ間違いの繰り返しを防ぐことができます。

上手な仕事の教え方がどうしてもできない時

発達障害の方とは、相性がかなり影響します。

こればっかりは人間なのでどうしようもないことです。相性の良し悪しで双方のストレスも大きく変わります。部下は全く困っていないけど、上司の方が気になってイライラしたり、落ち込みが強くなったり、精神的に参ってしまったケースもたくさんあります。

もし可能なら、環境を変えたり、担当上司を変えるのも手です。環境を変えたことですんなりと解決することも多いです。

みんなが仕事しやすいのがいちばんだと思います。

それでは、皆様また明日ー!