こんばんは、旅する心理士ゆうちょ(@yuucho_obake)です!!
本日は久しぶりの心理学に関する情報です。
わたしは認知行動療法をメインでカウンセリングしています。
最近は、求人募集でも「認知行動療法ができる臨床心理士歓迎!」のように記載されているところも多く、実際に認知行動療法ができるから採用してもらえたり、セミナーの講師など、お仕事の幅も広がっているかなと思います。
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Contents
認知行動療法を学ぶために本は有効?
認知行動療法を学ぶために、何をしてきたかと言いますと、メインは国立精神神経センターの研修会に参加したり、前職で名前忘れちゃったけど、どこかの研修会に参加させてもらったりしました。
でも、それ以上に、読んだ書籍による知識も大きいかなと思います。なぜかというと、自分のペースでしっかりと読み込めるし、実際のカウンセリングや講義の前に辞書的にも使用できます。
それでは、実際に参考にしている書籍を紹介したいと思います。
認知行動療法の基礎知識を学ぶ本

まずは、おすすめのテキストから紹介します。
こちらは伊藤絵美先生の認知行動療法入門講義をそのままテキストにした本です。実際の講義内容がそのまま本で読めてしまうのでお得かなと思います。
基礎から実践的なところまで事細かく説明しています。実際にクライエントにはこう説明しているのかと参考になる部分がとても大きいです。
認知行動療法の基礎から認知再構成法、問題解決技法まで詳しく学びたい方におすすめです。
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認知行動療法の実践を学ぶ本

またまた伊藤絵美先生の本です。こちらは疾患別にどのように認知行動療法を進めるのか、かなり詳細に記載されています。
実際のクライエントとのやりとりも逐語的に記載されているのでかなり参考になります。
気分障害でもうつだけではなく、双極2型、パニック、強迫性障害など、認知行動療法をどう展開していくのか勉強になる部分がたくさんあります。
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こちらも素晴らしいです。認知行動療法の初回カウンセリングについてこんなに詳しい本はないです。
認知行動療法に欠かせないホームワークについてや、希死念慮がある患者さんへの応急処置など、参考になる情報で溢れています。
認知行動療法のツール作りに役立つ本

認知行動療法ではクライエントとワークシートを作成したり、ホームワークをお願いすることも多いと思います。
その時に使用するワークシートの参考になる書籍たちです。
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大野先生のワークブックはかなり有名かと思います。
認知療法の本ですが、「認知の歪み」を捉えたり、検討する際に参考になるワークシートが入っています。
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こちらは最近の書籍です。イラストが可愛く内容がライトなので、クライエントさんも抵抗なく取り組める気がします。
またマインドフルネスの要素がたくさん入っていて、葉っぱのワークのシートは参考にして使用しようかなと思っています。
疾患別に特化した認知行動療法本〜不安やうつ、発達障害〜

不安やうつ
昨年は国立精神神経センターのUP統一プロトコルの研究会に参加しました。その際の指定図書です。
UPはうつや不安に特化した認知行動療法のプログラムです。だいたいの患者さんがうつや不安など気持ちの面もフォローが必要かと思いますので、とても参考になります。
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発達障害
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発達障害へのCBTは近年需要が高まっているかと思います。こちらはADHD用のパッケージで「時間管理」や「計画」に関するモジュールが紹介されています。
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時間管理はこちらの方が使いやすいです。
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こちらはそんなに面白くないですが、アスペルガーに焦点を当てた本はないので貴重です。翻訳ものですが、事例ベースですし、認知行動療法にどんなスキルを追加するかなど、臨床のヒントになるアイディアも含まれています。
ちなみに、国立精神神経センターはASDには、コミュニケーションに焦点を当てたCBTを集団で実施しているようです。顔のどのパーツを見て相手の感情を判断するのかとか、かなり具体的な内容のようです。
子ども向け認知行動療法の本
最後に子ども向けの認知行動療法の本を紹介します。
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こちらは学級向けの認知行動療法の本です。大野先生も最近、教育領域にCBTを取り入れようとしています。CBTはモデルを簡略化することで子どもにも適応できるので、可能性がどんどん広がっているなと感じます。
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こちらは発達障害児・者への支援に関するCBTの本です。現在読み途中なのでまた内容は追記します。
今回は以上となります。
CBTは技法の種類が多く、適応できる範囲が広くてとても奥が深いです。そして効果のエビデンスがあり、安心して提供できるという利点もあります。
それでは!